じょうもん時代の一番はじめころの土器(約12000〜13000年前)は、底がとんがっていました。これは、土器を地面につきさせるようにくふうしたものです。土器の厚さは、数mmとうすく、しかも非常にかたくやきしまっています。現代では、プロの陶芸家(とうげいか)の人たちでないと作れないくらい、高度な技術で作られています。それだけ、土器を作る技術は、最初から完成されていたといえます。以下に、底のとんがった土器の作り方について図解します。

 

1-粘土をよくこねる

2-粘土をひも状にする

3-粘土ひもをまきあげて胴部を作る

4-底の部分を作る

5-底と胴部をくっつける

6-文様をつけ、ひかげでほす
7-野外で土器を焼く
図は「図説 ふるさと青森の歴史」(青森県埋蔵文化財調査センター 1990年)より

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