第9回目 八戸市韮窪(にらくぼ)遺跡(縄文後期)

 八戸市の郊外に位置する韮窪遺跡は、土器に狩猟のモチーフが描かれた土器が出土したことで有名です。
 高さが26cmの深鉢形土器の表面全体に狩りの場面を描いている土器です。弓矢で四足の動物をねらっている場面と獣を捕るための「わな」ではないかと思われる絵が描かれています。この絵の具体的な解釈については定説はないが、アイヌのクマ祭りに似た狩猟儀礼を表現した絵であると考えている人もいます。皆さんにはどのように見えますか?

狩猟文土器
展開図

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