こまきのいせきは、今からおよそ4,000年前に作られたストーンサークル(円形にならんだ石の列)を中心とするいせきです。
このストーンサークルは、周りにお墓(はか)が多いことや、まじないの道具も多いことから、お墓(はか)だと考えられています。
じょうもんじんのへいきんじゅみょうは、30さい前後だといわれていますから、現代の私たちとくらべるとたいへん短かったと考えられます。
このいせきからは、墓穴が50以上も見つかっています。
ストーンサークルの内側と外側の輪の間からは土器で作ったこつつぼが3こ見つかっています。
こつつぼは、一度、お墓にうめた死体を、数年後に取り出し、こつつぼに入れ直します。
このいせきからは、ふつうのお墓は50以上も見つかっているのに、こつつぼが3個しか見つかっていないので、とくべつな人をていねいにほうむったものと考えられています。
イラスト SATOKO.Y