じょうもん人がどのようなヘアースタイルをしていたのかは、実物が残っていないのでよくわかっていません。しかし、粘土で作った人形-土偶(どぐう)には、色々なヘアースタイルをしたものがあります。これらが、じょうもん人のすがたをそのまま写し取ったものではないにしても、実際に身近にいたじょうもん人をモデルにしたことは、十分考えられます。したがって、土偶をこまかに観察すればじょうもん人がどのようなヘアースタイルをしていたのか、あるていどは想像がつきます。
 じょうもん時代には、当然のことながら、ハサミがありませんでした。したがって、今のように髪を切ることはほとんどなく、長くのばし、それをいろんな形にまとめたり、結ったりしたことでしょう。実際、土偶の頭部にも髪を色々なスタイルに結ったものがあります。また、くしやヘアピンが遺跡
(いせき)から出土していますので、髪をまとめ、結っていたことが想像できます。以下に、土偶から復元(ふくげん)したヘアースタイルの例をあげておきましたので、参考にして下さい。

髪を結いあげた土偶1

左の復元図

髪を結いあげた土偶2

左の復元図

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