よく、世の中に自分ににている人が3人いるといいますが、いせきにも同じ様なことがあるようです。青森市のこまきのいせきが発見されてから10年もたたないうちに、おとなり秋田県の鷹巣(たかのす)町で、伊勢堂岱(いせどうたい)いせきという、そっくりないせきが見つかりました。
 いせどうたいいせきは、新しい空港への道路を作るため、まえもって調査をしていました。そしたら、こまきのいせきと同じ様なストーンサークルが3こ見つかり、注目をあびました。このうちの1つは、直径25〜30mのだえん形に石が並べられています。こまきのいせきと同じように、地面をけずったり、うめたてたりして平らな場所を作り、そこに石を並べています。石の組み方は、写真でもわかるように、こまきのいせきのものとそっくりです。
 同じ時代に、場所は離れていても、同じ様なストーンサークルを作っていることから、わたしたちが想像する以上に情報の伝達が広いはんいで行われていたことがわかります。


いせどうたいいせきの写真
ストーンサークルの全体
ストーンサークル細部1
ストーンサークル細部2
石の組み方

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