金木町太宰治記念館「斜陽館 」



太宰治の生家は、長らく、旅館「斜陽館」として町の観光名所になっていた。しかし、平成8年に地元、金木町が買い取り、記念館として再出発するために建物の改修を行っていたが、平成10年度にそれが完了し、一般公開する運びとなったものです。
 生家は明治40年6月に建てられたもので、総ヒバ造り、1階11室278坪、2階8室160坪、その他の付属施設をあわせて宅地680坪の豪邸である。太宰はこの家を「父はひどく大きい家を建てたものだ。風情も何もないただ大きいのである」と記している。また、生地の金木町については、「津軽平野のほぼ中央に位し、人口5、6千人のこれという特徴もないが、どこやら都会風にちょっと気取った町である。善く言えば、水のように淡泊であり、悪く言えば、底の浅い見栄坊の町ということになっているようである。」と述べている。

斜陽館の外観 1階の土間 洋風の階段
2階の洋間 1階の板の間 トイレ




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