八戸市縄文学習館


 八戸地方は縄文時代の宝庫です。とくにここ是川地区には古くから有名な是川遺跡や、近年の発掘調査で「合掌する土偶」など貴重な発見が相次いだ風張遺跡があります。
 縄文学習館で、縄文時代に生きた私たちの先人のくらしにふれ、出土品を観祭してください。興味がわいたら情報資科室で自分で調べることができます。

狩りの様子のジオラマ
合掌土偶の復元模型

≪展示室≫
 縄文人のくらしを紹介する展示室です。

●縄文のむら復元模型
 たくさんの竪穴住居跡などが発見された風張遺跡の発掘調査の成果に基づいて縄文のむらの様子が復元されています。むらは中央に広場をもち、内側からお墓、掘立柱建物、貯蔵穴、竪穴住居が順に同心円状に配列されており、幾世代にもわたって計画的なむら作りが行われていたことが分かりました。模型はむらの南側半分を復元したものです。

●縄文人のくらしジオラマ
 秋のある日、日は西に傾き、竪穴住居の中では縄文人の親子が食事の支度にかかっています。父親は今日使った道具の手入れをしています。5歳の子供はクルミを割って母親を手伝います。
 家の外では若者が仕留めてきたシカの解体作業を始めています。狩りに活躍したイヌがその様子を見つめています。若い女はいそがしそうにトチの実を拾い集めています。トチの実は地面に穴を掘った貯蔵穴に蓄えていました。これは冬に備えての重要な仕事です。

≪映像展示室≫縄文時代のくらしや文化を紹介するビデオを上映しています。

≪情報資料室≫縄文文化についてもっと知りたいとき。パソコンを使った遺跡や出土品に関する情報検索システムや図書コーナーがお役に立ちます。

≪体験学習室≫縄文時代の技術を体験してみましょう。考古学教室や体験学習の講座を開催します。


利用案内

所在地:八戸市大字是川字中居3-1 (電話0178-96-1484)

開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:月曜日(国民の祝日と重なる場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始(12月27日〜1月4日)、毎月末日(館内整理日)

入館料:一般200円、高・大学生150円、小・中学生50円

交通:南部バス長横町バス停から「中居林経由二ツ家営業所行」「荒谷経由市ノ沢行」ほか
   縄文学習館前下車(所要時間約20分)


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