青森県内埋蔵文化財発掘調査件数の推移


 マスコミに発掘調査のニュースが載らない日を探すのが大変なくらい、近年は「考古学ブーム」です。それは裏を返せば、日本中で毎日、たくさんの遺跡の発掘調査が行われているということでもあります。青森県内でも近年は年間100件を超える発掘調査が行われています。ほとんどが緊急調査といわれる、土木工事などに伴う事前の発掘調査です。調査が終了した部分は工事によって壊される運命にあります。一方、遺跡の内容解明などのために行われる学術調査はほんのわずかです。発掘調査によって多くのことが明らかになり、マスコミをにぎわしていますが、それは一面では遺跡の「死亡広告」でもあるといえるかもしれません。

(「青森埋蔵文化財担当者研修会資料」参照)


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