石の重さ、ぜんぶで27トン

 こまきのいせきのストーンサークルは、2,277この石で作られていますが、国の史跡(しせき)であるため、かってに石を動かしておもさをはかることはできませんでした。そこで、青森市教育委員会(きょういくいいんかい)の児玉(こだま)さんが、群馬県(ぐんまけん)のいせきデーターをさんこうに、こまきのいせきの石の重さを推定(すいてい)してみました。
 そうすると、全体でおよそ27トンにもなり、一番重いものは、493キロ、一番軽いものは0.1キロ、平均で約12キロとなったそうです。10キロくらいのものは、大人ならかんたんに運べそうですが、500キロちかい石はどうやってはこんだのでしょうね?500キロといえば、すもうの小錦関
(こにしきぜき)2人分くらいでしょうか。現在のように、おおがたダンプトラックもない時代ですから、その苦労がしのばれます。このような重い石は、きっと冬になってからソリを使って運んだのではないでしょうか。私たちより、ずっと生活のちえにすぐれている縄文人(じょうもんじん)なら考えそうなことですね。

  


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